新聞を見ていると
18歳以下の自殺人数を
日付別に分析すると
9月1日が最も多いそうだ
1972年〜2013年の42年間に
自殺した子供の総数は
18048人で
9月1日が131人
4月11日が99人
4月8日が95人
9月2日が94人
8月31日が92人と続いている
これを見ると
夏休みや春休みの長期の休み明けに
自殺する子供が多い事が分かる
内閣府はこうした傾向を
生活環境が大きく変わり
プレッシャーや
精神的動揺が生じやすいと考えている
中医学では夏は「心」に配当され
「心」は精神活動を司る
五臓六腑の中で最も重要な臓腑である
夏は熱邪が心を侵して
精神的疾患が発症しやすい時期と言える
突発的な自殺は
「夏」という時期的な原因もあるので
この時期は特に
家族や周囲の人の見守りが重要だ
当院にも鬱病の患者さんが多く来られるが
あの時家族の見守りが無かったら
自分はこの世に居ないという人も
実は
少なくないのだ
今になれば
ナゼあの時は
死ぬことばかり考えていたのか
分からないと話す
だからこの時期
社会全体で
子供たちをしっかり見守って
助かる命を助ける努力を
しなければならないと思うのである