- 慢性痛や脳血管障害に脳針が効く!
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YNSA山本式新脳針療法という
頭に鍼を打つ治療法がある
宮崎県の山本敏勝医師が考案され
世界で数千人の医師が
実践している鍼灸治療法である
リハビリテーション病院の
脳卒中で片麻痺の患者さんの
頭部に鍼を打つと
麻痺している手足の回復が良い
という経験から
山本先生が創意工夫して
作りだしたそうである
そのセミナーが大阪であると聞いて
さっそく行ってきた
合谷診や肘診、首診などの検査法もあり
それに対応するツボがあり
とてもシンプルな治療法だ
ただし
山本先生が臨床の中での経験で
出来上がってきた方法なので
理論的なことは全く判らない
中でも小生が注目するのは
YNSAの反応区域で
「大脳」に対するツボのポイントが
DLPFCのエリアと同じ場所なのだ
7月23日にこのブログでも紹介したが
DLPFCとは
痛み、悲しみ、怒り、などの
本能的な衝動を司る
大脳辺縁系の興奮を抑えるところ
だから
DLPFCの働きが悪いと
情緒不安定になり
器質的病変が無い痛みを感じる
DLPFCがしっかり働いてくれると
情緒が安定し
原因の無い慢性痛も感じなくなる
YNSAの大脳のポイントと
DLPFCのエリアが同じところにある
これは非常に興味深いことである
中医学においても
このエリアは少陽胆経という
決断力を司る経絡が通っている
決断力は情緒が安定していて
所謂「きもが座っている時に」
発揮される力であり
YNSAやDLPFCの考え方と合致する
「臨泣」というツボがそこでにある
当院において「臨泣」が
脳血管障害や慢性痛
ウツやパニック障害に対して
臨床試験んを積み重ねていこうと思うのである
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