• 2018/11/10
  • 院長のひとり言
これからの柔道整復師は貧乏でも胸を張って欲しい!


また健康保険で治療してほしいという

慢性腰痛の患者さんが来られた


整骨院での不正請求が社会問題になって

慢性痛には保険適用できないことは今や一般常識だが


その人は常に整骨院で口裏を合わせて

健康保険で施術を受けているのようだった


現在の保険制度では整骨院と患者が

口裏を合わせれば簡単に不正請求ができる


未だに整骨院での不正請求が減っていないのが感じられた


今年の春に亜急性捻挫という

使い過ぎや原因の分からない症状は

ケガと認めない取り決めになったので


健康保険で施術する時には

いつ、どこで、どのようにして、ケガをしたのか

これが説明できない時には保険適用できなくなっている


だからほとんどの整骨院は

患者さんと口裏を合わせて保険施術しているのだが


柔道整復師はもう不正請求をやめるべきである



社会保障制度の経費がかさみ

ケガではない人のコンディショニングやマッサージに

大切な保険料を支払う訳にはいかないという方向に

国が大きく舵をきったのだから


そもそも


口裏を合わせて不正請求して犯罪に手を染めても

利益を得るのは安くサービスを受けた患者さんだけなのだ


逆に


不正請求が発覚した時に

業務停止や免許剥奪などの罪に問われるのは

柔道整復師だけであり、患者さんは罪に問われない


利益を得た者が知らん顔できて

安くサービスを提供した柔道整復師だけが

罪に問われるのである


ナゼそんな割に合わない無謀なことを繰り返すのか?


多くの柔道整復師が安くなかったら患者さんが来なくなり

経営が成り立たなくなると思っているからである


いつから柔道整復師はそんな

チープな治療家に成り下がったのだろうか?


ワンコインでないとお客さんが来ないなんて

無資格のクイックマッサージ師にも劣るではなか


柔道整復師の持つ知識と技術は

決してワンコインでお客さんを集めて

慰安的なマッサージを繰り返すだけの行為を

行うためのものではないはずである


今こそ柔道整復師は治療家のプライドをかけて

地域医療に貢献して

ケガで苦しんでいる人の痛みをとり去り


保険に頼らなくても適正な金額を

「ありがとう」と言って払ってもらえるように

技術を磨く時なのである


どんな貧乏してでもそれをやりきる思いで

頑張ってもらいたいのである


今ではどこの町内にも整形外科があるので

整骨院にケガの患者さんは昔のようにたくさんは来ないかもしれないが

柔道整復師の施術を求める患者さんが必ずいる


貧乏でも地域に密着した医療人として

胸を張って頑張っている柔道整復師が

多くなってくれることを切実に願います。




★毎月第3土曜日【お灸教室】開催!詳しくはコチラをご覧ください


★ 最後までお付き合いありがとうございました おもしろかったらクリックしてください 

 ↓    ↓    ↓

   中医学 ブログランキングへ 

♯中医学
♯鍼灸治療
♯藤井寺
♯腰痛
♯膝痛
♯五十肩
♯柔道整復師
♯整骨院
♯保険請求
♯松岡修造

一覧に戻る