• 2014/06/13
  • 院長のひとり言
マッサージはほどほどに
若いころから長年
マッサージをしてきた人の肩こりは

ほんとうにタチが悪い

鍼灸治療で
コリが取れたぞ!と思って

「どうですか?軽いでしょ」

「そうですね」
患者さん本人が肩に手をやり
いつものようにコッた部位を揉むと

無くなっていたコリが
ふたたびわいてくる

そのまま30秒も触っていると

「やっぱりコッてます」

本人が触る前は確実に
解消していた肩こりが
触ったとたんに復活するのである

このような患者さんが稀におられる

これは若いころから
マッサージをし付けて来て

「マッサージは気持ちいい」
「もっとマッサージしてほしい」

そういう気持ちが体にしみこんでしまって

体が勝手に肩こりを作ってしまう

体の立場から見れば肩こりがあるから
マッサージしてもらえるのである

マッサージをして欲しいから
触ったとたんに肩こりを作る

長年の経験で無意識に体が
マッサージをのぞんでコリを作る

本人も無意識に揉む癖がついているので
どんどんコリが増幅していく

こんな人は治療後すぐにシップを貼って
自分で触らないようにしてもらう
それしか治る方法はない

何にしても程々を知らないといけない

薬にたより過ぎはいけない
運動もやり過ぎはいけない

酒も程々なら薬である

マッサージも程々なら薬だが
度を過ぎると毒になることを知ってもらいたい


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