- 2019/02/13
- 院長のひとり言
- 頑張れ池江璃花子選手
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競泳女子の池江璃花子選手が
白血病と診断されたことを公表
このニュースに世界中が騒然とし
行き場のない国民感情が
桜田五輪担当大臣の「ガッカリした」などの
不用意な発言に集中砲火を浴びせているようだ
それにしても池江選手といえば
元気印の女子高生であり
健康を絵に書いた人の代表選手である
東洋医学には弁証論治といって
病気になる原因を考えて治療法を立てるが
その場合の病気の原因を
内因と外因と不内外因という3つの理由を考える
1.内因とは
七情とも言われて喜怒哀楽などの
精神的ストレスによるもの
2.外因とは
風熱湿燥寒などの気候変化が
過剰に体に影響を及ぼしたのも
3.不内外因とは
暴飲暴食や不規則な生活習慣によるもの
この３つの原因から
患者さんの病気の元を探しだして
その原因を正すことで
我々の体が持っている自然治癒力がしっかりと働いて
根本的に治していこうというのが東洋医学である
ところが
池江選手は去年のアジア大会で6冠を達成し
日本人初のMVPを獲得して
気力、体力的に最も充実している時期であり
池江選手が白血病になるなんて
3つの病因論では説明ができない
日ごろの臨床でも同じように
ナゼこのような病気になったのか？
ナゼこのタイミングでこの人なのか？
何か悪いことをしていたなら反省もできるし
後悔もできるのだが
本当に真っすぐにひた向きに生きてきた人が
ある日突然大きな病に倒れることがある
病気は本当に理不尽なものである
その事を嘆いて否定して逃避して
一生を棒に振る人もたくさんいるが
開き直って立ち向かい
後になって振り返ると
あの時の病気のお蔭で充実した人生をおくれて
人の痛みの分かるようになれた
そんな人もたくさんいる事を知ってもらいたい
頑張れ池江選手璃花子選手！
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