- 2019/10/17
- 院長のひとり言
- ハンドトリートメントは心を癒し人を幸せにするテクニック
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ハンドトリートメントセラピストのグループから
ツボの正しい探し方講座を依頼された
ハンドトリートメントといえば
手を専門にさわる職業の方達が対象なので
手に関して改めて考えてみようと思う
手と言えば手のひらのことを
「掌(たなごころ)」というが
たなごころの「た」とは手のことで
「な」は「の」がなまって「な」になったものなので
直訳すると「手の心」ということのなる
「手のひら返し」という言葉が有り
彼女が急に冷たい態度をとった時などに使われるが
金の切れ目が縁の切れ目なのか?
好きが嫌いに心変わりした時の態度を表している
我々は神仏の前で手のひらを合わせて合掌するが
合掌は感謝や謝罪、相手を敬うという意味がある
ラグビーのワールドカップのペナルティーキックの時に
サポーターの女性が合掌して必死でキックの
成功を祈っている姿が見られるが
心を込めて祈る時に人は自然に合掌するのではないだろうか?
恋人同士は手と手を合わせ見つめ合い
お互いの心を確かめ合っている
手のひらには心に関する何かがありそうだ
経絡学説で手には少陰心経、厥陰心包経という
「心」に関する経絡が2つも通っている
臓腑学説では「心は君主の官」と呼ばれ
五臓六腑の最高の地位にあり
血液を循環させるポンプ作用以外に
精神を司ると言われている
だから手のひらの真ん中の労宮
前腕にある内関、郄門などの厥陰心包経のツボは
動悸息切れやストレス系の症状に効く
私たちは足や腰など、どこか痛いところがあると
無意識に手を当てる
「手当」の語源は痛いところに手をあてることだが
実際に手を当てたら痛みが和らぐのかどうか
生理学研究所の先生が実験したら
本当に痛みが和らいでいることが数値で実証されている
しかも本人の手でも他人の手でも
同じように痛みが和らぐそうだ
手は体の痛みを和らげる力が宿る場所なのである
だからハンドトリートメントは本当に素晴らしい技術です
手には心、心包以外にも肺、大腸、小腸、三焦などの経絡が通り
手を優しくマッサージすることは肺を刺激して気血が全身に行き渡る
大腸、小腸、三焦などは現在の消化器系にあたるので
胃腸虚弱の消化吸収が改善しお通じが良くなる
何よりも手と手を直接ふれあう事によって心が通じ合い
日常の疲れた心と身体を優しく包みこみ
不安感や悲しい気持ちを安心感で満たしてくれて
癒されてとても幸せな気分にさせてくれますので
ハンドトリートメントは人を癒し
幸せにすることができる素晴らしい技術だと思います
セラピストに皆さんに経絡やツボのお話を聞いていただいて
より多くの人を癒して幸せにしてもう
お手伝いができれば幸いだと思います。
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