- 2020/05/25
- 院長のひとり言
- 緊急事態宣言解除?基準値ってそんなにいいかげんなん?
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政府は未だに緊急事態宣言が解除されていなかった
東京、神奈川、埼玉、千葉、北海道の
5都道県に対して緊急事態宣言を解除するようだ
私の聞いたところでは昨日東京で14人
北海道で15人の新たな感染者が確認されていて
その半数以上が感染経路不明だ
政府の説明では昨日はたまたま感染者が出で
基準値を満たしていないが
全体的に減少傾向が続いているので全国的に
緊急事態宣言を解除するということだ
「基準値を満たしていない」のに解除?
それでは基準値って何のためにあるのだろうか?
昨日は5月24日なのでそこから2週間逆算すると
5月の9日、10日の土日に感染した人達が
昨日たくさん感染が確認された
しかも感染経路不明者が14人中9人いたそうなので
クラスターなら14人いても封じ込めるが
感染経路不明者が9人もいる状態で
渋谷や新宿に人があふれたらどうなるのだろうか?
腱鞘炎などの使い過ぎによる炎症でも
しっかり炎症が終息するまで安静にしていなで
少し良くなったから使ってしまったら
あっという間に腫れて痛みも最高潮にぶり返す
そういう繰り返しをする患者さんが多い
だから当院では患者さんの
「おかげさまでだいぶ治ってきました」という言葉は
ぶり返しの危険信号と捉えて
「しっかり炎症が治まるまでは使わないでね」と
必ず釘をさすようにしている
大阪では21日に緊急事態宣言が解除され
直後のキタやミナミの繁華街は一気に活気が戻り
あっという間に元の密集状態に戻っている
大阪は2日連続で感染者0人を続けているが
2週間後に再検討が必要だと考えます
東京や北海道で緊急事態宣言が解除されて
繁華街に人があふれたら感染拡大が
ぶり返す可能性が高いのではないだろうか?
そもそも何のための基準値なのだろうか?
解除する目安になるのが基準値であり
基準値を満たしていないのに解除するのは理解できない
特に東京という世界的な大都会で第2波が起こると
どんな事になるか想像がつかない
これは私個人の治療家の考えであって
政治的判断とはかけ離れているのは当然だが
それだったら初めから基準値など設けないでもらいたい。
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