- 2020/12/24
- 院長のひとり言
- 寒くなると頻尿の相談が増えています(前)
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寒くなると夜中にトイレに立つのは
寒くてとても辛いですね
夜中にトイレに何回も起きるので
不眠症になってしまいそうだ
そんな相談が増えています
夜間は抗利尿ホルモンが分泌されるので
通常は夜間は尿量が少なく
朝まで尿意をもよおさないものですが
年齢と共に抗利尿ホルモンの分泌量が減り
夜間でも普通に尿を作ってしまいますので
若い頃より夜中でもトイレに行く回数は増えます
また
糖尿病や心臓病などの薬を服用すると
利尿作用が働いたり副作用で尿量が増えます
また
運動不足や胃腸が弱っていたり腎臓や心臓、肺などの
弱りによって水分代謝が落ちてむくみなどがあると
横になったらむくんだ水分が流れだして尿量が増えます
だから高齢になればなるほど夜間のトイレは
近くなりがちです
そういう意味では
高齢になれば夜間に1回や2回のトイレは
ある意味仕方ないのではないでしょうか?
現代医学では夜中に1回でもトイレに行くと
夜間頻尿という病気みたいに言われますが
私は年齢的なものは自然の摂理だと思っています
だからある程度の高齢になれば
夜間頻尿で眠れなくて辛いと思うより
それが普通だと思ったほうが精神衛生上いいと思います
つづく
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