- 2021/01/29
- 院長のひとり言
- テレビの占いはお楽しみ程度
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私は朝の報道番組を2番組録画して
見たい情報を3倍速で見ています
その中で「今日の運勢」というコーナーがあり
どちらの番組にも星占いが紹介されています
ところがいつも2番組の結果が全く違うのです
私は1月生まれのやぎ座ですが
はじめに見た番組では1位だったのに
次の番組では12位の最下位になっていたりします
血液型占いや四柱推命などの
違う占い方法で結果が違うのなら
まだ、納得できるのですが
同じ星占いなのに
占う人が違うと結果が全く違うのは納得できません
中医学には「五行説」という考え方があり
この世の中の宇宙万物の全てを
「五行」という属性に分けることで
その性格や性質を分別するのです
体のパーツを五つの属性に当てはめて
肝・心・脾・肺・腎
青・赤・黄・白・黒
怒・喜・思・憂・悲
などと割り当てていくと
症状、体質や性格などが分かってくる
この五行説などが占いの原型と言われていて
私も診察時に占い程度に参考にしている
顔の色が青・赤・黄・白・黒など
患者さんの顔色によって診察したり
目・舌・口・鼻・耳などの
不調を訴えるパーツによって診察したり
当然のことですが診察では
さすがに五行説だけで診断を下す事はできません
中医学では望・聞・問・切の四つの診察法があり
それらの診察で得た情報を総合的に判断するので
間違わない診断が得られます
そもそも東洋医学は個別に診察して
一人一人の治療法を「個別的」に考えるものですから
生まれた日が近いと言う理由で
同じ属性に分けて今日の運勢を予想するのは
「集団的」であり東洋医学的とは言えません
私は占いの館へ行って本格的な占い師さんに
占ってもらったことが無いのですが
恐らく熟練の占い師さんなら
一人一人の年齢、性別、顔色や声色などの
色々な情報を個別に入手して占うので
ある程度信頼性の高い占い結果が得られると思います
占いは基本的に一人一人個別に占うもので
テレビで不特定多数の人に対して
占う事は適していないような気がしますが
こうやってグチャグチャ文句を言いながら
今日も楽しみに見てしまうのはナゼでしょうか？（笑）
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