- 2021/03/30
- 難病・慢性病
- なかなか治らない坐骨神経痛には気をつけてください
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坐骨神経痛がなかなか治らなくて
整形外科や整骨院に通院していたが
最近左側だけでなく右側も痛くなってきた
このまま今の治療を続けていていいのか
不安になってネットで探して当院を受診された患者さん
立っていたり寝ている時は何ともないが
仕事で座っているとお尻から太ももにかけて
重だるいシビレがたまらない
確かに症状から坐骨神経症のように見えるが
痛み方に少し違和感を感じたことと
両則に症状が出ている事から
殿筋の挫傷ではないか?と
坐骨結節付近を触診すると
大きな筋硬結があり、圧痛が強い
痛くなったきっかけが重たいものを
持ち上げた時にお尻のスジがパシッと鳴り
それから痛くなったというので
これは坐骨神経痛ではなく大殿筋の
筋挫傷(肉離れ)ですね!
ところで今まで整形外科や整骨院で
どんな治療をしてもらってましたか?
「痛いところに低周波をあてて
腰からお尻にかけて20分ぐらいかけて
丁寧に指圧やストレッチをしてもらってました」
「治療後痛みはどうでしたか?」
「その時は腰が軽くなったように思うが
家に帰ると痛くて眠れないこともあり
これ以上触られると痛くてたまらないと思って・・・」
肉離れを指圧したりストレッチしたりすると
傷口がどんどん広がって炎症が激しくなり
悪化の一途をたどる
これは完全に治療の間違いだ
確かに坐骨神経痛のような症状だが
原因が肉離れなら患部を固定して
安静にしなければならないのに
通電や指圧、ストレッチなどの
通常の腰痛治療を漫然と続けた結果
悪化の一途をたどったのだ
坐骨神経痛という病名を聞くと
ちゃんと診断してもらったと思うが
実はこれ、「胃腸炎」と言われたのと同じで
胃腸に炎症が起こっている状態を
病名のように言っただけで
食べ過ぎなのか、冷えたのか、食中毒なのか
ノロウイルスやロタウイルスなのか
胃潰瘍や神経性胃炎なのか
ぜんぜん判らないということです
坐骨神経痛というのは坐骨神経に沿って
痛みがある状態をさも病名のように言っただけで
何の痛みなのかぜんぜん判らないということなのです
もしこのブログを見ている人で坐骨神経痛で
通院しているが改善せずに悪化している場合は
治療方法が間違っている可能性が高いので
治療後症状が改善しているか?
最初より通院によって良くなっているか?
いつまで経っても鎮痛剤を飲んでいないか?
よく考えてみてください
改善していない場合はセカンドオピニオンを
お勧めします。
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