- 2021/04/13
- 院長のひとり言
- サプリメントはしっかり勉強してから飲みましょう
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サプリメントにもいろいろある
加山雄三さんが「ずっと飲んでます」
舞の海さんが「今日も元気です」と
知名人が愛用して元気をキープしているような
広告を山のように目にする今日この頃です
私も患者さんからテレビCMのサプリを
飲んでもいいですか？と
訊かれることがしばしばあるが
「どうかな？」としか答えられない
サプリメントは健康に良い食品という
立ち位置なので薬ではない
しかし
中医学では古来より医食同源と言われ
草花や動物の肉や骨、貝や石など
様々な物を食べて上品（毒性が無い）
下品（薬効や毒性が強い）に分けて
薬膳という形を作りあげてきた
その際に最も注意を払う事は
食べる人の体質である
例えば冷え症の人にキュウリやトマト
暑がりの人に生姜やニンニクは逆効果となります
当院の患者さんで長年冷え症で
夜間の頻尿に悩んでおられる方が
症状がひどくなって困っているので
「最近何か変わったことは無いですか？」と訊くと
胃に良いと聞いたのでアロエのサプリメントを
食べて始めていると言う
アロエは火傷の特効薬なので
抗炎症、抗菌作用があり熱を奪う食品です
だから暑がりで便秘症の体質には合うが
冷え症で下痢しやすく頻尿の人にはNGです
このように食品には全て何らかの作用がある
だから薬膳では「弁証」と言って
一人一人の体質や現在の状態を把握します
ところが
サプリメントは加山雄三さんが調子いい
舞の海さんが調子いい
○○という成分が体に良い
などと言うだけで
一番肝心なそのサプリメントが
一人一人の体質に合うかどうかは
全く分からない
だから
そのサプリが良いかどうかと訊かれても
何とも答えようがないので
自分でしっかり勉強して自己責任で飲んでください。
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