• 2021/10/16
  • 難病・慢性病
「何をやっても自分の慢性痛は治らない」は勘違い?


前回の治療で少し楽になったので

昨日はお買い物に出かけてしまい

かなり歩いたので今日はまた痛みがぶり返し

足を引きずって来ました


とか


9月から治療をはじめてほとんど良くなったので

今月から習い事を再開して

調子がいいので庭の草むしりをしてしまい

今朝から膝が腫れて痛みだしました


こんなケースがとても多いです


「どこへ行っても何をやっても

その時だけ少しは楽になるが

結局、根本的に治ることはない」


こんな人の中には


良くなりだしたらすぐに無理をしてしまい

損傷部の炎症が完全に治まるまで

安静にできない人がいます


治療をすると楽になり

「痛みが軽くなったので有りがたい」と

すぐにアレコレ動き回って悪化する


悪化すると動けなくなり

頑張って治療に専念すると

痛みが軽くなりまた無理をしてしまう


こんな事を延々と繰り返しているうちに


「結局どこへ行っても何をやっても

自分の症状は根本的に治ることはないのだ」と

勝手に自分で諦めてしまい


取りあえず今までの生活を続けるために

「痛み止め」として通院する人も多い


しかし


当院では治療した時に痛みが軽くなる

もしくは痛みが消失すると言うことは

痛み止めの薬で痛みが分からなくなったのではなく

体が痛みを出していない状態と捉えます


この違いは重要なのでもう一度説明します


薬で痛みが止まるのは体が

痛みを脳に伝える伝達物質を遮断しているので

体は痛みを出しているのに脳がそのことに

気付かない状態である


これに対し


鍼灸治療は薬物を一切使わず

鍼や灸でツボを刺激して気血の巡りを良くして

患部の状態を正常に戻して

体が痛みを出す必要のない状態にしている

言いかえれば鍼灸で痛くない状態の時は

症状が治っている状態と言えるのです


だから


鍼灸治療で痛みが軽くなったり解消したりすると

「ラッキー、これで動ける」と思うのではなく

「ラッキー、もう少し安静にして完全に治してしまおう」

そう思ってもらいたいのです


そうすれば完全に根本的に治すことができるのです


このブログを読んでいる方で

「治療してもその時だけ少しましになるが

自分の慢性痛は治る事はない」と思いこんでいる人は


治療で楽になった時に直ぐに

運動や習い事を始めるのではなく

しっかり安静にして完全に治癒してから

少しずついろいろな事を再開してみてください


自分は治らないというのは

本人の思い違いの事が多いのです。



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