• 2021/11/24
  • 院長のひとり言
あちこちの治療院を渡り歩いている人に読んでもらいたい


治療院をあちこち渡り歩いている人ほど

クレームではないが

「早く治してよ!」的な事を言う人が多い傾向にある


こういう人はどこへ行っても

治療家の指導を無視して

治療計画を守らずに


自分の間違った生活習慣や

禁止している事を改善せず


暇な時にだけやって来て

自分の身体が良くならない事を

治療家の怠慢かのように言い放つ


当院にはどこへ行っても何をやっても

治らない人が大勢来られるが

上記のようは人は当院においても


治らない事が多い


そんなに辛くて早く治りたいなら

他の用事を全部キャンセルして

治療に専念すべきなのに


その事は棚に上げて

自分が治らない事を人の責任にする


そういう思考回路の人は救いようがない


どんなに最高の治療を施しても

治療家の予定通りに通院してくれないし

次に暇な日が来るまで何日も好き放題に

患部を傷めつけて遊び回っていて


来院する時は常に体は疲れはてて

ボロボロの時なので

鍼灸治療をして痛みを最小限に抑えているのに

本人は鍼灸治療の後にしんどくなったと

アホな事を平気で言うのである


そもそも何をやってもどこへ行っても治らない人は

一番初めに行った病院なり治療院が

「この疾患を治すには他の用事はキャンセルして

治療を最優先しないとなおりませんよ」と言わずに


通院日や通院間隔などを患者任せにして

本人が暇な時にだけ行けば診てもらえると

思わせてしまった事に過ちがあるように思う


そういう治療家は治す事に慣れていない

なぜなら暇な時だけ来る人を治すのは難しいからだ

だから冒頭のような患者の言葉を

甘んじて受けているのだと思う


治せない治療院に何件も通っていると

治療家にどんどんひどい言葉を投げかけるようになり

ひどい人は治療家をサンドバッグのように

治療家を追い詰める言葉を吐くようになるようだ


しかし


真剣に一人一人を治そうとしている治療家は

私のように怒るはずである


治らないのはあなたの治療に対する

優先順位が低すぎることにあるのだ

そんなに治りたければ他の用事よりも

治療を最優先して通って来なさい


鍼灸治療というものはお金を払って

ベッドに横たわって寝ていれば

勝手に治してくれるものではない


それは全くの心得違いである


治療というものは治療家と患者が

二人三脚で行う協同作業であり

お金を払ってマッサージやエステなどの

サービスを受けるのとは次元が違う


例えば実績のあるコーチに頭を下げて

教えを説いてもらいトレーニングをする


アスリートとコーチの関係なのだ


コーチがいくら素晴らしい指導して

戦略を立てても本人がその通りしなければ意味が無い


病と闘うのは自分自身である事を自覚せずに

何も努力せずにベッドに寝ているだけで

「金返せ」と治らない事をコーチの責任にして

あちこちのコーチを渡り歩いているようなものだ


だから私は怒るのだ

「あなたが治らないのは治療に対する

優先順位が低いからであり

どこへ行っても何をやっても治らないのは

あなた自身の治る覚悟ができていないことが

原因なのだ」と。



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