- 2022/01/31
- 院長のひとり言
- 最近治安が悪くないですか？
-
2月の末に吹田メイシアターで
「コロナに打ち勝つ健康法」という
セミナーの講師をする事になり
当日配布する資料を作っていて
気が付いたことがある
コロナ禍で2年以上の長期間
政府の政策で人流を抑制する措置がとられ
我々は自粛を強制された
新型コロナウイルスという未知の
疫病と戦うためには必要な措置だったが
実は長期間の人流抑制政策には
コロナ感染を抑制する効果以上に
大きな副作用があった
箇条書きにすると
・うつ病などの精神疾患が増加
・自殺者の増加
・引きこもり、不登校児童の増加
・児童虐待や家庭内DVの増加
・高齢者のフレイルや認知症の増加
などと数え上げている時に
これ以外で最近、無差別殺人事件や暴動など
治安が悪くなっているのではないだろうか？と思った
電車の中で放火して無差別に人を刺す事件や
クリニックに放火してたくさんの人を殺害したり
大学入試の受験生を無差別に刺したり
訪問介護のドクターを猟銃で殺害したり
沖縄では若者が警察に暴動を起こしたり
「死にたくなったので人を殺して
自分も死のうと思った」とか
訳の分からない理由で大量殺人を犯して
結局本人は生きのこるケースが多く見受けられる
暴力的な衝動は大脳辺縁系の興奮で起こるが
大脳の前頭前野がその興奮を抑制するといわれている
犯罪者の脳を調べると前頭前野の
働きが鈍いという共通点が指摘されている
人間は家庭や社会で人と交流して
嫌なこともあるが楽しいこともあり
人とのふれあいの中でストレスを発散して
正常な精神状態を保つ事ができるのだ
長期間の自粛生活は欲求不満を生み
欲求不満が極まると前頭前野の
働きが鈍くなり暴力的な衝動を
抑える事が出来なくなるのではないだろうか？
政府の人流抑制政策はコロナ感染を
抑えこむことができないだけでなく
国民の健康と安全を脅かす結果となり
現在の日本は世界に自慢できるほど治安が良い国では
なくなってしまったように思うのである。
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