• 2022/07/06
  • 院長のひとり言
少子化対策の目的は何ですか?


参議院選挙の選挙広報を見ていると

どこの党も少子化対策の要として
教育費の無償化を声高に叫んでいる

教育費にお金がかからなければ
子供を産む人は増えるだろうと思うが

大学までタダで行くことが出来る世の中になると
国立大学以外の私立大学に行っても
義務教育を卒業したぐらいの評価しかなくなり
大学の価値が下がり大学に行く意味がなくなるだろう

そうなると頑張って勉強する必要がなくなり
子供達は競争することも努力することも
学ばないで育つだろう

そもそも私は週休二日で育った人が
世界の競争社会で戦っていくのは
難しいと思ている

それに拍車をかけて競争をした事が無く
努力をする事を知らない人達が育ったら
社会に順応できる人が少なくなり
引きこもりやフリーターや生活保護人口が増えて
社会保障費が増えるだけで
税金や年金を払う人は増えないだろう


少子化対策の目的をもう一度考えて頂きたい

将来この国を財政豊かな明るい国に
してくれる優秀な労働人口を増やすこと
ではないだろうか?

そのためには教育費の無償化や
育児手当の増額や出産祝い金の増額など
バラまくだけの政策を行ってはいけない


今でもセルフレジなどが普及して
レジ打ちのパートが減ってきているし
銀行員さんは明らかに減っているのがわかるが

近い将来AIがほとんどの職業を
人間の代わり行うようになるので

人が働く仕事場が減るのである

故に私は無理に人口を増やすことは
仕事にありつけなくて生活保護になる
人口が増えるだけで
逆に国の財政を危うくすると思っている

本当にこの国の将来を考えるなら
AIやロボットではできないような
創造力豊かな仕事ができる若者を
育てることができる教育環境の構築を
急ぐ必要があると思うのである

そのためにお金を使っていただきたい

くれぐれもバラまき政治は止めてもらいたい



一覧に戻る