• 2023/02/22
  • 首・肩・膝の痛み
捻挫は固定して安静


今日は久しぶりに捻挫の患者さんが来た
小学校6年生のバスケットボール選手で
練習中にジャンプして着地する時に
左足を捻挫してしまったのだ

「前腓骨靭帯とその付着部を
損傷しているので
今週末の試合はドクターストップだよ」と
言うと

一気にシュンとなり元気のない
顔になってしまったが

前腓骨靭帯は足首の内転捻挫を防いでくれる
重要な靭帯なので子どもの時に無理をして
いい加減な治り方をしてしまうと

靭帯が伸びたままになり
関節がゆるんでしまい

捻挫しやすくなりジャンプ力も落ち
瞬発力も出なくなるので

将来一流選手になれる素質があっても
今無理をするとその素質を発揮できない
足首になってしまうので
今はつらいけど試合に出ることは
諦めたほうが良いのである

その事を一生懸命説明させてもらった

私はトレーナーさんではなく
治療家なので患者を治す事しか考えない

だからどんな大事な試合であろうとも
できない事はできないと
ストップをかけるのが使命だと思っている

それでも試合に出てしまう人が多いので
私はアスリートが嫌いなのだ(笑)

「アイシングとかシップとか
何かしなくていいですか?」と
母親にきかれたが

「捻挫は受傷直後の処置が一番重要なので
受傷直後であればお灸やアイシングをして
固定すれば治るのがかなり早くなるが
すでに2日経過しているので固定して
安静にすることしかありません」

負傷してしまったものは鉄人であっても
傷口がふさがるまで安静にするしか
治す方法はないのある。


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