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- 「医師の診断技術に疑問」画像診断は万能ではない
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指に力が入らなくて物を落とすので
整形外科へ受診すると
レントゲンをとって
「骨折はありません」
「頸椎に変形がある」と
鎮痛薬をもらって帰宅したと言う
しかし実際にレントゲンを撮る
必要があったのだろうか?
骨折していないことは分かっているのに
骨しか映らないレントゲンをとる
必要はないのではないだろうか?
そして鎮痛薬では
治らない事もみんな知っいる
現在の医療で致命的に間違っていることは
なんでもかんでもレントゲンなどの画像診断で
診断しようとし過ぎるところだ
手、胸、頸椎と3カ所レントゲンで
画像診断して変形が見られたのが
頸椎だから変形性頚椎症と診断したのだろうが
頸椎由来の手の症状ではシビレと
感覚障害と筋力低下が中心である
私が注目したのは薬指と小指が
曲がった状態で伸びにくく
握力が低下していることだ
パッと見た手の形で正中神経麻痺の「猿手」
もしくは尺骨神経麻痺の「鷲手」の
前兆ではないかと思われた
「麻痺」だとすれば肘か手首で神経を
圧迫されている可能性が高い
「最近肘や手首を酷使していませんか?」
「あ、そう言えば和太鼓を始めました」
「それかも知れませんね」
肘の内側に圧痛があり肘部管症候群による
尺骨神経麻痺の前兆だと判るまでに
5分もかからない
これは尺骨神経が肘の肘部管という
狭い管を通過する時に肘の使い過ぎによる
摩擦で炎症がおこり神経を圧迫して
おきているのである
「残念ですが1ヶ月以上は和太鼓のような
肘を酷使することは全て中止して
右肘にサポーターをつけて安静にしてください」
何がどうなっている症状か?
何が原因でこうなったのか?
どうすれば治るのか?
これが説明できる人が医師だと思うが
レントゲンを3カ所も撮って
「頸椎に変形があるからでしょう」と
鎮痛薬を処方する人が医師なのかと思うと
虚しさが止まらない
手がシビレる疾患はいろいろあり
レントゲンで変形がある事が原因である事は
ほんの一握りでありそのほとんどが
靭帯や筋肉の腫脹による神経の圧迫なので
レントゲンでは映らない
医療費高騰の原因になるので
無駄な検査をして誤診して
治りもしない投薬するのは止めてほしい。
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