• 2023/07/25
  • 院長のひとり言
ビッグモーター事件を見て反省する事


ビッグモーターが車の修理の際に
わざと車を傷付けて必要以上に修理して
損害保険会社に不正に請求していた
問題が世間を騒がせている

とんでもない不正をしていたものだ
こんな事で我々の保険料まで
値上がりしていたのなら
迷惑きわまりない話である

保険といえば

以前、当院の看板にトラックが接触し
ステンレスの枠の部分が少し凹んだ

私の感覚では少し凹んだだけなので
簡単な修理で済むと思っていたが

看板屋さんが言うには
「相手の会社が加入している
損害保険に請求するので
ステンレスの枠ごと新品にしときました♡」
修理代金の60万円は損害保険会社が支払った

修理業者と利用者の利害が一致するので
保険は不正の温床となりやすい事は
言うまでもないことである

利用者は毎月高い保険金を支払っていて
保険事故が起きた時にしっかり
修理してもらいたいと思い

修理する業者は本人から
お金をもらわないで保険に請求するので
元から故障していたものや
不必要な大掛かりな修理をして
少しでも儲けようとする

損保会社も支払うのは自賠責保険であり
ビッグモーターは自分たちの
保険の窓口になってくれていて
損保会社から何人もビッグモーターに
出向しているようだ

利用者と業者と保険会社がウインウインの
関係だから不正は発覚しにくい

我々利用者は自分の懐が痛まないので
ついつい業者の言う通りにして
「ラッキー儲かった」などと思ってしまうが

めぐりめぐって我々の保険料が高くなって
しまうようでは慎まなければならない

これは損害保険に限ったことではなく
健康保険でも同じことである

要らない薬を処方されたり
必要のない高額な検査や手術を
勧められた時には患者として
毅然とした態度で断るべきである

健康保険は損害保険と違い
後期高齢者も含めて税金と同じように
高額な保険料を強制的に徴収されている

だから

不必要なサービスを受けて医療費の
無駄遣いに加担しているのに
少しも罪の意識が無かった事を反省して

保険料が値上げされないように
みんなで無駄を無くす行動をする事は
国民の義務であると思うのである。



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