- 怪談話は腎を傷める?
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中医学では喜怒哀楽が
五臓六腑に影響を及ぼすと
考えられています
怒(怒り)は肝を傷める
喜(喜び)は心を傷める
思(思い悩む)は脾を傷める
悲(悲しみ)は肺を傷める
恐(恐れ、驚き)は腎を傷める
昨日久しぶりにテレビの
怪談番組を見て思ったのだが
怖いものを見ると
背筋が冷やっとする感覚を覚えるが
これを中医学的に考察すると
上記のように
「恐れ、驚き」は腎を傷めるので
幽霊の話や再現映像を見て
腎の働きが弱るのではないだろうか?
腎とは現代医学で言う腎臓ではなく
中医学で腎は先天の気を臓し
成長や生殖を司る大事な臓器で排尿や
からだを温める役割をしている
だから驚いたり恐がったりすると
腎の温める作用が一瞬ストップして
背筋が凍りつくのではないだろうか?
ちなみに腎は腰にあるので
極度の驚きや恐怖感をおぼえると
腰が抜けて動けなくなり失禁する
腎が弱ると腰にも泌尿器にも
悪影響があり足腰が冷えて痛んだり
頻尿になったりしてしまうので
夏場は会談話や恐怖映画が流行るが
腎虚の人にはあまりお勧めできない
むしろバラエティ番組で笑って
海藻や黒キクラゲなどを食べて
腎兪や足三里にお灸をすえて
身体を冷えないようにしてもらいたい
腎虚でオカルトが好きな人は
あまりいないと思いますけど(笑)
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