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- お腹を冷やすと下痢、背中を冷やすと風邪をひく
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このごろ舌診をすると
3人中2人は舌にむくみがある
これは痰飲と言って胃腸の働きが
鈍って水分代謝が
うまくいっていない状態である
今年の夏は特別に暑いので
どうしても冷たい物を飲んだり
食べたりして
涼しい部屋でじっとしているので
お腹が冷えて運動不足になり
下痢をしたり足がむくんで
下半身が重たく感じてしまうのだ
寝るときにクーラーの風が背中を
直撃すると風邪をひきやすいので
気を付けてもらいたい
人体を陰陽で分類すると
背中は陽にあたる
陽気は温かく上昇し良く動くのが
特徴である
背中には陽気が流れていて
身体の温みを保ってくれている
そして身体の温みは腎が司っていて
腎は腰にあり冷えに弱い
だから体の背中側を冷風で冷やすと
陽気が冷やされ寒気が起こり
さらに冷えに弱い腎が冷えて
からだが芯から冷えてしまうのだ
肩甲骨の間に風門というツボがある
風門は風邪(ふうじゃ)が出入りする門という
意味で名付けられたツボである
風邪のひきかけの時に背中が
ぞくぞく悪寒がするのも風門の
あたりである
風邪(ふうじゃ)は背中から
侵入してくるのである
というわけで背中を冷やすと風邪を
ひきやすいのでご注意ください。
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