• 2023/12/14
  • 院長のひとり言
健康保険証廃止?


岸田総理大臣が来年の秋で
健康保険証の発行を停止し
マイナ保険証を基本とする
仕組みに移行すると発表した

マイナンバーカードはいろいろと
トラブルがあって
まだまだ普及するには時間が
かかるような気がするが

本当にそんなことができるのか?
以前、歯医者さんでマイナ保険証を
読み取り機にかざして
顔認証してみたら読み取りエラーになり

暗唱番号など覚えているはずもないので
結局健康保険証を見せたことがある

当院は今ではほとんどの患者さんが
実費の鍼灸治療にこられているが

しばしば庭で転倒したとか
階段で転んだという外傷の患者さんは
健康保険で治療している

当院のようなほとんど健康保険証を
使うことのない治療院でも
マイナ保険証の読み取り機を
導入しなければならないのだろうか?

同業者の友人からの情報では
国から読み取り機を購入するための
給付金が交付されるようだが

病院、医院、歯科医院、整骨院
鍼灸院などいろいろあり

全国の保険医療機関に読み取り機の
購入資金を支援するとなると
かなり莫大な金額が税金から
支払われることになる

しかもマイナンバーカードを
持っていない人には保険証代わりの
カードを発行するので
事実上保険証の廃止ではない

本当に来年の秋からマイナ保険証に
移行してしまったらおそらく
医療機関の窓口での不具合が
大量に発生して大混乱するだろう

国民も地方自治体などの行政も
医療機関もみんな迷惑するのに
強硬に推し進めるのはナゼだろうか?

誰も喜ばない政策のように思えて
まったく理解できない。


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