• ブログ
  • 「女性は3人産んで一人前」とか本当に傷ついている人がいる
  • 2024/02/19
  • 院長のひとり言
「女性は3人産んで一人前」とか本当に傷ついている人がいる


福岡県宮若市の塩川英敏市長が
「女性は3人産んで一人前」などと
発言したり職員に対しての
いろいろなパワハラがあり
市議会の百条委員会に出席して
改めてパワハラを認めて謝罪した

この方は75才と高齢者なので
田舎の高齢者は小さいころから
男尊女卑的な言葉を聞いて育ったので
自然にそういう不適切な言葉が
口をついて出てしまったのだろうか？

私たち夫婦は結婚した当初は
「子供は2人欲しいね」と
2人産む予定にしていたのだが

どうしたことか？
1人目を出産した後
どうしても2人目ができなかった

俗にいう2人目不妊というやつだった

私たち夫婦は「何とかもう1人授かりたい」
「息子に兄妹を産んでやりたい」
藁をもつかむ思いで産婦人科で
不妊治療を続けた

そんな時に世間の人たちから
「1人っ子はかわいそうや」
「早く2人目産みなはれ」
などと私たちの気持ちを逆なでするような
言葉を平気で浴びせかけられて

顔で笑って心で泣いていたことを思い出す

藤井寺も田舎なので昔の高齢者は
ほとんどが3人産んで1人前的な
理不尽な常識が蔓延していた

だから「あなた達のために
言ってあげているのよ」的な感じで

親切顔で平気で人の心の
一番触れられたくない部分に
土足で上がり込んでくる

そんな時に一人のおばあさんが
「先生のところは若いのに商売繁盛して
夫婦円満でそれで子供まで2人できたら
世間から嫉まれるので1人しかできない
ぐらいで丁度良いんやで」と
家内に話していいるのを聞いて

なんだか神の許しを得たようで
胸のつかえがとれて本当に
これで良いんだと思えて

私たち夫婦は不妊治療を
あきらめる決心がついたのだった

この市長さんはお辞めになった方がいい

市長が聞いた人の気持ちを想像できないで
不適切な言動を繰り返すよな町が
住みよい町になるわけがないからである。




一覧に戻る

あなたへのおすすめ

カテゴリー
アーカイブ