• 2024/03/14
  • 首・肩・膝の痛み
腱鞘炎をストレッチして悪化させないで

美容師さんや花屋さんや大工さんなど
仕事で絶対に手を酷使する職業の人には
避けて通ることのできない腱鞘炎

当院も開業当初は整骨院の仕事が
メインだったので朝から晩まで
毎日多くの人をマッサージしていたので
何度も腱鞘炎になりかけたことがある

だから仕事で指に疲労がたまるので
仕事が終わった後はお風呂でリラックスして
頑張った手を優しくマッサージして
大事にしなければなりません

腱鞘炎にならないように
ストレッチやマッサージはとても
有効なセルフケアなのだ

ところが

腱鞘炎を発症してしまうと
ストレッチやマッサージは
逆効果になる事を知らない人が多い

使いすぎて筋肉痛をおこしているのか
細かい損傷や炎症があって痛いのか
その違いが分かる人も少ない

だから手の調子が悪かったら
取りあえずストレッチやマッサージをする

しかも調子が悪ければ悪いほど
強く刺激してしまう人が多い

そんな事をしているうちに本格的に
ばね指やドケルバン病のような
重篤な腱鞘炎を発症してしまうのである

この時点で医療機関へ行って
しっかりと安静にするように指導と
固定をしてもらっていれば良いのだが
保険医療機関は安静指導と固定では
お金にならない

施療料や電療料や運動療法料など
何かしなければ保険請求できないので
取りあえず形だけ電気治療やマッサージや
ストレッチを施すので

患者さんはそれが悪いことだと
気づかないばかりか
さらに積極的にストレッチとマッサージを
行うようになり悪化の一途を辿るのだ

もう何年も腱鞘炎が治らないという人は
腱鞘炎にストレッチやマッサージが
悪いなどと想像もできないぐらい
妄信してしまっている可能性が高い

そして良く効くツボはないだろうか
効果的なストレッチ法をないだろうかと
どんどん深みにはまって行って

健康本やYouTubeの動画を見て
自分で悪化させる事ばかりしているのである

一人でも早くその事に気が付いて
積極的に安静にする努力を
してくれる事を願ってこの
ブログを書いているのである。




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