- TOP
- ブログ
- ばね指、腱鞘炎、ドケルバン病は人任せでは治らない①
- ばね指、腱鞘炎、ドケルバン病は人任せでは治らない①
-
「使い痛み」とよく言うが
使い痛みの代表格は腱鞘炎である
一般的に手の腱鞘に炎症が起こっている
ものを腱鞘炎と呼んでいるが
その中でも指を曲げると関節が
ロックされてしまって伸ばす時に
バネが伸びるようにがくッと
伸びて同時に激痛が生じるものを
ばね指と呼ぶ
また、特に親指の付け根の
総母指外転筋と単母指伸筋の腱が
通っているポイントでおこる
腱鞘炎が頻度が高い事から
ドケルバン病と呼んでいる
病名が違うと何だか違う疾患の
ような勘違いをするが
全て腱鞘炎である
冒頭に紹介したように
腱鞘炎は「使い痛み」の代表であり
手を酷使する人に頻発する
特に更年期以降の女性は
女性ホルモンの減少で靭帯などの
関節を構成する軟部組織の
柔軟性が低下しているので
非常に重症化しやすく治りにくい
また、糖尿病などの基礎疾患を
持った人も要注意である
腱鞘炎は基本的に「使い痛み」である
外傷のように大きな外力によって
組織が傷つけられたのではない
まして細菌やウイルスに侵された
ものでもなく腱鞘炎の痛みの原因は
手の使い過ぎだ
しかし腱鞘炎になる多くの人は
仕事などで日常的に
手を酷使しなければならない人であり
「手を安静にしてください」
「それだけは無理です」と
即答する人たちだ
だから治らないし手術しても
すぐに再発を繰り返すのである。
つづく
一覧に戻る