- 老後不安は増すばかり
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「ゆりかごから墓場まで」
子どもの頃にどこかで聞いた言葉だが
今の日本には無縁な言葉である
40年しっかり働いて税金や年金を
収めた人が月額17万円ほどの
厚生年金しか支給されない
国民年金においては月額6万円!
この金額を見ると老後が心配になる
現在のように毎年5%以上の
物価の上昇が続くようであれば
生活費月額10万円の人は10年後には
15万円以上必要になる
ところが年金の支給額は2%つづしか
増えないので高齢者の生活はどんどん
苦しくなることは明らかである
物価の上昇が5%なら年金支給額も
同じように増額するべきだと思うのは
私だけだろうか?
「ゆりかごから墓場まで」は
社会保障のために税金や年金などの
国民の義務を果たしていれば
不安を感じることなく老後を過ごす
ことができる社会という意味だが
現在の日本は正反対の社会になって
しまっていてどんなに真面目に
国民の義務を果たして、まっとうに
生きても報われない老後が待っている
今日も炎天下で交通整理をする
後期高齢者のお爺さんを見かけたが
ガリガリになったお爺さんが
どこの国の人かわからないぐらい
真っ黒に日焼けして炎天下で
土木作業員の若い人に叱られながら
働いている姿を見ると
「何の罰ゲーム?」と思ってしまう
確か自民党も「100年安心」とか
スローガンを掲げていたが
どれだけの国民が安心して老後を
迎えることができているのだろうか?
私は少子化対策の一丁目一番地は
国民の老後不安を取り除くことだと
以前から訴えている
今のままの年金制度では若い人達が
自分たちの老後も不安なのに
子どもをもうける勇気が持てないから
子どもを作らないのである
なのに選挙前にお金をバラまく
だけのバラまき政治を見るたびに
「ダメだこりゃ」と
老後不安が増すのである
今日はホンマにただの愚痴でした(笑)
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