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- 変形性膝関節症は運動したほうが良い?悪い?🈡
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このブログも長くなってしまったので
そろそろ結論にしようと思う
変形性膝関節症は膝関節が変形していく
進行性の疾患なので発症と緩解を繰り返す
だから痛みが出ないように日ごろから
手入れを怠ってはならない
また、変形が進行しないように膝に負担の
かからない生活をしなければならない
こんな単純で当たり前のことなのだが
整形外科学会が「少々の痛みはあっても
運動した方が良い」という方針を取っている
この「少々の痛み」という曖昧な表現が
混乱を招いて本当は安静にしなければならない
重症患者まで痛みに耐えてリハビリや
ウオーキングをしてしまっている
そして一番厄介なのは治ることを
諦めてしまった人が
「運動した方が良い」という
学説を振りかざして
膝の負担もおかまいなしのやりたい放題
の生活をしておいて
「もう年だから治らない」とうそぶく
変形性膝関節症は年齢と共に膝軟骨の
変形が起こるものなので年をとって
膝に負担のかかる事をすれば誰にでも
起こる疾患だ
変形そものもは老化に伴うことだから
どんな治療をしても二十歳の膝に
もどすことはできいない
膝の不安定性から炎症が起こりやすく
なっているので上下の筋肉を鍛えて
膝関節を支えることで炎症を予防する意味では
運動をした方が良いに決まっている
しかし変形性膝関節症は変形部位に炎症が
おこらないよううに丁寧に扱い
手入れを怠らず荷重のかからない
生活をする必要がある
その事を考えると自転車こぎや
ウオーキング、ストレッチなどの
膝関節に大きな負荷がかかる事は
やってはならない運動なのだ
痛みに耐えて筋肉を鍛えているつもりでも
それは関節を刺激して炎症を起こし
変形を助長してしまう結果になるのだ
変形性膝関節症には膝に負担のかからない
マット運動や水泳などがベストであり
効率的に筋肉を鍛えることができるので
積極的に行うべきである
結論として変形性膝関節症に運動は
した方が良いが
治療が必要なほどの重症者は安静に
しなければならない
また、運動の種類を選んで膝関節に
加重のかからない筋トレや水泳などで
効率的に必要な筋肉を鍛えることが重要である
「運動した方が良い」という学説を
盾にして膝に悪い事ばかりする人が多いが
変形性膝関節症は進行性の疾患なので
甘く見ていると日常生活もままならぬほど
痛くなり夜も眠れなくなり手術して
障害者になる未来が待っているので
気をつけていただきたい。
終わり
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