- 鍼灸師の仕事は野球と似ている②
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鍼灸師の資格を取ってすぐに
家族や友人に鍼を打つ練習をさせて
もらうと「痛い」「悪くなる」などと
ぜんぜん効かなかったものが
10年間で延べ7万人の患者さんを
マッサージしてきたことで
正確なツボを押さえることができる
ようになったいた
だから鍼を打つと少し効果がだせるように
なってきたようなのだ
ところが
同じ人に同じ施術をしても
すごく効果のある時やまったく効果の
無い時、逆に悪化させてしまう時など
効果が様々であった
同じ人に同じことをしても結果が違う!
ナゼそうなるのか?
それからは鍼灸治療が面白くてたまらない
関西のほとんどの学術団体のセミナーや
講習会に行ってむさぼるように学んだ
脈診や舌診など東洋医学の診察法や
腹部打診など日本鍼灸独特の治療法など
東洋医学的な治療を学んだ
それによって良い効果がだせる確率は
5割ぐらいまで向上した
野球で5割バッターならすごいが
鍼灸治療に行って2回に1回しか効果がない
のに信頼して通う人は少ない
せめて8割ぐらいは効かせたい
そして
たまにはぎっくり腰を一発で治すような
ホームランを打ってみたい
そのためには走り込みなどして
基礎体力から鍛えなおす必要がある
それまで行った学術団体はそれぞれ
脈診に特化したり多角的に診たり
古典を掘り起こしたりして
何かに特化した治療法であり
東洋医学の全体の基礎が欠落している
そこで中医学を基礎から学びなおすために
上海中医薬大学日本校の門をたたいたのである。
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