• 2025/02/17
  • 院長のひとり言
高校や大学を無料にしたら国力が落ちるよ

野党は教育無償化することが
素晴らしいことだと思っているようだ

高校無償化で私立高校までタダで
行けるようにすると
親の収入が低い子供でも
レベルの高い教育が受けられるので
素晴らしいことだと言うが

親は子供に少しでもいい環境を
与えたいと思うから必死で働くのである
子育てにお金がかからないようになると
親は出世して収入を増やす努力をしなくなり
企業の競争力が低下して国力が落ちる

そもそも義務教育以上の高校で習う
知識はほとんど実社会で役に立たない

だから中学を卒業すれば将来どういう
仕事をしたいのかを考える期間として
高校生活の3年間があると思う

その上で自分が進みたい進路に必要な
スキルを身につけるために大学がある

大学は行きたい人だけが学びに行くところ
だから大学無償化など愚の骨頂である

私の経験上、親に学費を出してもらって
行った学校ではあまり勉強に力が
入らなかったが鍼灸の専門学校や
上海中医学大学など

自分で学費を出して行った学校では
「高い学費を払っているのだから元を
取らなければ」という気持ちで
人一倍勉強に身が入る

だから鍼灸の専門学校では2年半の間
全ての試験で1位を譲らなかった

私の人生で一番勉強した期間であり
その時の知識が今に生きている

同じクラスに高校卒業して来た人達も
多かったが「特に鍼灸師に興味はないが
手に職をつけるにはいいかな」とか
「親がうるさいので来ているだけ」
というような人もいた

そんな意識では勉強に力が入るはずがない

「この仕事で生計を立てて行こう」と
本人が決心してそのために必要なスキルを
学びに行くところが大学や専門学校である

だから大学を無償化すれば
親も学費を出してないので子供に勉強しろ
など言わなくなるし
親が苦労して学費を払ってくれているという
意識もない学生は学問をする意欲を失う

その結果

高等教育を全国民に受けさせるという
国の思惑とは逆に優秀な学生が減り
競争をしないで大人になった子供たちは
社会に適応できず企業には優秀な人材が
いなくなり国際競争力が低下し

税収が落ちて国力が低下する

私はそもそも学校が週休二日制になったことで
すでに国力は落ちてきていると思っている
子どもの頃から週休二日で育った人たちが
企業戦士として世界と戦えるとは思えないからである

子どもが減っているのに大学数が増え
半数の生徒が推薦で大学に行く世の中で
競争すらしたことのないぬるま湯育ちでは
労働に耐えうる精神力が育たないだろう

教育政策は国の根幹をなす重要な政策であり
子どもに対する投資は国の未来への投資だ

しかし

アホの一つ覚えで何でもかんでも無料化して
国民が喜べば票が取れる的な政策では
国が滅びてしまう(泣)



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