- ドケルバン病は普通の腱鞘炎です
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患者さんの息子が親指の痛みで整形外科を
受診してドケルバン病という腱鞘炎と言われ
経過を見て手術しかないかもしれないと
言われたそうだ
腱鞘炎は特に親指の付け根の二本の
親指を伸ばす働きをする腱が通る
ポイントに起こりやすく
特別にドケルバン病と命名されている
カタカナの病気で普通の腱鞘炎とは
違う難しい病気なのではないかと
心配する人もいるかもしれないが
数が多いだけで普通の腱鞘炎より
治りにくいわけではない
SNSなどの動画を見ていると
腱鞘炎は上腕の筋肉の働きが悪くなったとか
肩の動きが悪いからなどと色々な
ストレッチや体操を紹介している
もしくは手関節をしゃくったり過伸展
させて矯正している
あれで治る人は腱鞘炎ではなく
ただの指の筋肉のコリか筋違いである
腱鞘炎は患部を触るだけで激痛がおこる
だから少し遠隔部の筋肉を刺激して
患部の痛みをよその筋肉に誘導して
一瞬だけ痛みが緩和したような錯覚させている
また
筋違いの時は当院でも鍼灸治療よりも
手関節の矯正のほうがあっという間に
一発で治るので当院でも矯正で治す
しかし本当の腱鞘炎はそれでは治らない
腱鞘炎は手の使い痛みであり
使いすぎて痛いのに無理に手を使い
続けることで腱鞘と腱の間に熱を持ち
腫れてその摩擦によって炎症が起こり
激しい痛みを引き起こす疾患なので
手の使い過ぎを止めなければ治らない
「そこを何とか治すのが仕事やろ!」
という声が聞こえてきそうだが
手の使過ぎを酒の飲みすぎに例えると
毎日浴びるほど酒を飲んでおいて
「仕事したいから酔わないようにしてくれ」
と言っているのと同じである
二日酔いになりたくなければ
酒を飲まなければいいのと同じで
痛い手の使い方をしなければ治るのである
どんなに痛くても手を使わなければ
できない仕事の人は腱鞘炎を治すことは
非常に厳しいのである
「治してください」と人任せで誰かに
治してもらおうなどと思っている人は
整形外科で手術してもっらった方が早い
だから美容師、大工、電気工事、花屋など
絶対に手を酷使する業種の人には手術の
ほうが早いので無理に当院で治療を勧めない
どうしても手術が嫌な人には
必ず治る治療法があるのでドケルバン病
でもばね指でも手根管症候群でも
何でも相談してください
治るための秘密のコツを教えます(笑)
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