• 2025/08/26
  • 院長のひとり言
家系的に弱い所を知る

人はどこか体の具合が悪くなり
病気が発見されると
「何が原因なのだろう」
「飲酒?喫煙?運動不足?ストレス?」

などと
何か反省点を探すが

先祖代々の遺伝子に書き込まれた
時限爆弾のような「血の因縁」と
いっても過言ではない病気がある

私は31歳の時に2㎏近くある巨大な
腫瘍が胃にできていた

ナゼこんなものができるのか?
誰に聞いても分からない
原因不明の巨大腫瘍だった

私の場合は偶然テニスで腹部を
強打して腹痛で受診して発見されて
手術で取り出してもらえたので
九死に一生を得ることができたが

もしもあれが破裂していたら
十中八九死んでいただろう

祖父の兄弟で二人の男性が若くして
胃の病気で急逝しているので
同じようなものができていたのでは
ないだろうかと想像している?

生活習慣病なら生活習慣を見直して
悪い所を改善すればいい
感染症なら体調を整えて免疫機能を
高めて人ごみに行ったら手洗いや
うがいして予防すればいい

しかし

先祖代々胃が弱い家系と言われてしまうと
何も反省できないし胃腸を労わる以外に
何もできることはない

ただし

どこの医療機関でもカルテに家族歴という
記入欄があり胃腸、脳心臓、肺、腎臓
リウマチなど家系的に何科が弱いのか
を聞きとって治療の参考にする

なので

先祖代々の病気だから自分では
どうしようもないと嘆くのではなく

自分の祖父母や両親などの
病歴を調べて自分の体にはどんな
リスクがあるのかを事前に知ることで
必要な検査をすれば

発病する前に食い止めることができる
可能性がある

人間ドックで全ての検査を受けるには
とても高額な検査料が必要になるが

家系的に何系が弱いか知っていれば
必要な検査だけをしてもらえるので
とても経済的である(笑)

私はたまたま助かっているので
笑っていられるが
誰にでも家系的な弱点があると思うので
ゼヒ参考にしていただいて
時限爆弾が爆発しないように
予防していただきたいと思うのである。


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