• 2015/02/25
  • 院長のひとり言
腰部打撲にはご注意
自転車で転倒したり
階段で転落したりで

腰部を強打して

何カ月も痛みが退かない事がある


普通は受傷後すぐに
病院で検査を受け

異常が有れば固定するが

異常なければシップだけである

問題はレントゲンに異常が無い時だ


強い外力によって
軟部組織や骨組織が
損傷された時には

ショック症状で
寒気やふるえ、冷汗が出る

この場合は
レントゲンなどの画像診断で
骨折などの異常がなくても

軟部組織や骨膜に
大きな損傷を受けている


もうお分かりだと思うが



レントゲンなどの画像診断で
異常が無くとも

実際にショック症状があり
患部から出血があり
大きな内出血がある時は


靭帯や軟骨、筋肉や腱などの

レントゲンに映らない組織が
著しく損傷されて

裂けたり切れたりして
出血しているのだ


当然レントゲンで異常が無くても

アイシングと固定は
絶対に必要である

特に受傷日から3日間の処置が
予後(治癒までの経過)を左右する


だから

「良かったですね」
「骨折はしてませんよ」
「今夜は痛み止めを飲んでください」
「シップでしばらく様子をみましょう」と

言われてから何カ月経っても
痛みが取れないのである

この様なことの無いように

当院では病院で
シップで経過観察と言われたら

スグに当院に来てもらって
固定をしっかりするようにしている

腰を打った後
長期間便秘している時は
圧迫骨折の危険性があるので

特に注意してもらいたい

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