- 2014/05/20
- 院長のひとり言
- 邪正闘争
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風邪がなかなか良くならない
いつまでもグヅグヅしているが
今日の午後から旅行に行くので
鍼治療で免疫力を高めて
元気になって行こうという患者さんが来た
経過を聞くとゾクゾクして
全身倦怠感に襲われたのが5日前で
総合感冒薬を飲み
昨日からのどの痛みと咳が出てきている
頭重感と両首の前の筋肉の違和感を訴える
診ると風邪特有の手足のぬくみあり
ノドちんこから咽頭にかけてかなり赤い
鍼灸治療で頭重感と首の違和感を
取るのは簡単に取れる
しかし鍼灸治療で免疫力が高まると
邪正の闘争が激しくなり
咳や発熱が激しくなる恐れが
あることを説明しなければならない
邪正闘争とは
細菌やウイルスなどのバイ菌と
身体の免疫力との間での戦いのことである
免疫力がばい菌の勢いに負けて風邪をひく
免疫力が弱いとくすぶった様な戦いが続く
免疫力とばい菌の勢いがどちらも強いと
激しい戦いになってしまう
だから鍼灸治療で正気が補われて
免疫力が強くなると
症状が一旦激しく出て、その後早く治る
これを説明しておかないと
鍼治療で風邪がひどくなったと思われるのである