• 2018/10/31
  • 院長のひとり言
膝痛の膝関節を自分で破壊するのはやめよう



膝の痛みには運動療法が最も効果的だ!

というのが現在の整形外科の考え方であり

最もポピュラーな治療法として国民の間に普及している


二足歩行をする人間は下腿骨と大腿骨が

上下に連結して膝関節で屈伸するようにできている


膝関節は上下に連結しながら屈伸するので

前後左右からの外力に弱い


しかも


人間は二足歩行になってから

いまだ進化の途上にあり

大腿骨と下腿骨の間にある半月板は

体重を支えて飛んだり跳ねたりするのに

耐えられるほどの耐久力がない


だから


アスリートは一番に膝を故障し

高齢者は膝関節が変形し痛みが取れない


その結果


膝関節を筋肉で補強しなければならない

そのための運動療法なのである


膝痛に対する運動療法は正解であり

必要不可欠な治療法であることは言うまでもないが

運動の方法の間違いが著しいので気をつけていただきたい


間違いをあげ列ねるときりが無いが


ジョギングや自転車こぎ、階段昇降やスクワットなど

膝関節に縦方向に外力がかかり衝撃が加わる運動は

関節軟骨の変形を加速させ半月板を消耗させる


結果的に筋肉強化の前に

膝関節を破壊してしまうのである


人工関節などの重症化する人は

一生懸命に治そうとして努力した結果が

自分で自分の膝関節を破壊してしまい

人工関節という悲惨な結末を迎えた人なのである


努力しているのに悪くなっている人は

自分で自分の膝関節を破壊しているかもしれないので


聞きかじりや自己流の運動療法は止めて

整形外科などの専門医の指導のもとで

安全に正しく運動療法を行ってもらいたいと思うのです。




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