• 2019/04/09
  • 院長のひとり言
五十肩は治療方針が正しければ必ず改善する疾患です


五十肩が治らなくて当院へ来られて


「五十肩なので肩を安静にして

できるだけ痛いと思うことはしないように」


言ったとたんに


「前に通っていた整形外科のドクターは

できるだけよく動かして関節が固まらないように」と

言われたので積極的に動かしている


五十肩で数軒の医療機関にかかったが

どこの病院でも動かした方がいいと言われた


そう言い張って信用してくれない人がいる


確かに複数のドクターが同じ事を言い

当院だけが安静にするように言うと

多数決で運動したほうが良いと思うかもしれない


しかし


その患者さんは複数の医療機関へ通院して

それぞれの先生の指示通りに運動して

治らないから当院へ来られた経緯があることを

忘れてはならないのです


今までの治療方針では治らなかったのだから

違った治療法である鍼灸治療に来た


なのに


治らなかった先生達の意見を信用するのなら

当院へ来られた意味がない


西洋医学と東洋医学の一番大きな違いは

西洋医学は全体的医学であり

東洋医学は個人的医学と言えます


つまり


西洋医学では五十肩の患者は肩関節を運動しましょう!


それに対して


東洋医学では同じ五十肩でも

人それぞれ炎症の個所もレベルもステージも違い

一人一人にハンドメイドで治療計画を立てる


当院では五十肩の患者さん10人のうち

7人は安静、3人は運動、ぐらいの割合で

安静にしてもらう人と運動してもらう人がいます


五十肩は3つのステージがあり

ファーストステージの急性期では

肩関節は拘縮していないが炎症で痛みが強く

肩を動かすことができない時期なので⇒安静


それに対してファイナルステージでは

炎症は緩和し痛みはそれほどでもないが

肩関節が拘縮して上がりにくくなっている時期⇒運動


ようするに同じ五十肩でも

人によってステージが違い

安静にしなければならない人と

運動しなければならない人がいるのです


どこへ行っても治らない人は

自分の五十肩がどういうタイプで

どのステージなのかを説明してもらわなければならない


五十肩は治し方が正しければ

必ず改善する疾患なので

長期間にわたって通院しているのに治らない時は

今の治療方針が間違っているかもしれません



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