• 2014/06/24
  • 院長のひとり言
やっぱり鍼は怖がられている
今日も患者さんが

「親せきの者が鍼治療で入院したので
鍼治療は危険だから止めときなさい」

と言われて困惑していた

当院で治療して良くなったので
「鍼治療は効くよ!」
と言ってくれる患者さんの
ほとんどがこんな思いをしてしまう

「鍼治療は安全でしょ?」

と訊かれると

「危険な鍼灸院もある」

その理由の一つに

技術を磨いて一人前の鍼灸師に
成長できる場所が無いのである

鍼灸師の有資格者のうち
鍼灸治療で生計が成り立っているのは
約3%しかいない

そんな国家資格があっていいのか?

看護師や薬剤師、理学療法士など

その他のパラメディカル部門の
有資格者は今でも売り手市場だが

鍼灸院は当院も含めて
一人で診療しているので
助手を雇う余裕も必要も無い

だから新卒の鍼灸師は整骨院や
マッサージのチェーン店に
勤めるしかないのである

巷にある鍼灸整骨院にいる
若い鍼灸師はマッサージを
主な仕事としていて

そんな人はマッサージは上手いが
鍼灸治療は資格を持っているだけで
ペーパードライバー同様だ

それなのに鍼灸治療を謳っている

だから「危険な鍼灸院もある」のだ

肩書が凄い、有名である
値段が高額である

この様な情報は全くあてにならない

鍼灸学校の教授などは授業や論文作成で
忙しく、臨床経験に乏しい

宣伝が上手ければ有名になるのは
たやすい事である

異常に高額な値段設定は
多くの患者を助けようとする心がない証拠
つまり金持ち相手の商売上手である

3%の優秀で安全な鍼灸院を
見分けるコツは以下の要領である

鍼灸の実費治療で
20年以上臨床経験があり
治療にマッサージをしない先生だ

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