• 2019/07/06
  • 院長のひとり言
貴景勝休場、ビジョンをもった治療計画を!


大関貴景勝が膝関節負傷のため

名古屋場所を欠場することを決断した


先場所も途中休場しているので自動的に

大関陥落が決定する


それだけに


貴景勝本人も親方も本当に辛い選択を強いられただろう

我々相撲ファンも本当に残念だ


しかし


「5年〜6年後にあの時の苦労があったこらこそ

今の自分が在ると思えるようになるため」と

本人が言っていたが


本当によく決断したと思う

あっぱれな決断だ


何度も稀勢の里のことを持ちだして申し訳ないが


稀勢の里が左肩のケガが治っていないのに

出ては休場を繰り返して

あげくの果てに引退したことを思うと


まだ22歳の貴景勝には

同じ過ちを犯してもらいたくなかった



実は、私個人的にはもっと早く休場を決断していれば

今場所には間に合ったかもしれないと思っている


先場所1日だけ出てすぐに休場したが

あの1番のために損傷している痛い膝で

何度も四股を踏み、損傷部を安静にできていなかった


今場所も場所前の稽古で散々膝を傷めつけて

やっぱり本場所に出るのは無理だと判断しているが


私に言わせればもっと早く判断すべきなのである


親方が本場所出場を止めたので

その事は親方のファインプレーだが


本当は相撲部屋に医学的知識のあるトレーナーがいて

膝の損傷具合によってビジョンをもった治療計画を立てて

安静にする期間と軽く動かしていく期間

実践的に相撲が取れる時期と


力士に説明して納得させて


負傷した当日から来場所は休場するつもりで

安静にさせていたら


もしかしたら今場所に間にあったかもしれないのだ


貴景勝は帰京して治療に専念するそうだが


治療と言うものは

ベッドに寝て治療家にいろいろ

施術をしてもらえば治るのではない


施術によって患部の代謝を良くして

安静にすることによって傷口が回復するのである


せっかく最高の施術をしても

本人が毎日四股を踏み続けていると

どんなに素晴らしい施術をしても良くならないのである


その事を知らなければ

負傷した膝はいつまでも完治せずに慢性化してしまい

彼の点弱となってしまうだろう


突き押し相撲には膝が重要なので

しっかり安静にして完全に膝を治して強い貴景勝になって

復帰してからも大関、横綱と活躍を祈っているのである




★毎月第3土曜日【お灸教室】開催!詳しくはコチラをご覧ください


★ 最後までお付き合いありがとうございました おもしろかったらクリックしてください 

 ↓    ↓    ↓

   中医学 ブログランキングへ 

♯中医学
♯鍼灸治療
♯藤井寺
♯腰痛
♯膝痛
♯五十肩
♯貴景勝
♯大相撲
♯名古屋場所

一覧に戻る