- 2019/08/07
- 院長のひとり言
- 医師も職人でないとAIに取って代わられるのでは?
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去年の10月に交通事故に遭い
今年の4月に整形外科での治療が終了したが
むち打ちによる首の痛みとシビレが取れず
整骨院を転々として当院へ来られた患者さん
「整形外科ではどんな治療をしていましたか?」
「温かい電気を当ててました」
「それだけですか?」
「本当に痛いと信じてもらえてなかったようで・・・」
はあ?
耳を疑うような言葉だった
整形外科ではレントゲンやCTなどの画像検査で
目に見える所見がなければ患者さんが
痛いと訴えても信じないのだろうか?
画像で骨や神経に変化がなくとも痛みやシビレがでることは
いくらでも考えられる
むしろ
むち打ち症などの頸椎捻挫の場合は
靭帯や軟骨、筋肉や筋膜などの
画像検査に映らない組織の損傷なのだ
この患者さんは交通事故の治療が終了してからも
あちこちの整骨院を渡り歩き
自腹で7000円払って当院へ治療に来られている
保険金目当ての人がこのような行動はとらない
保険金が欲しい人は初めから痛く無いのだから
事故治療が終了したらそれ以上治療はしないのである
交通事故治療の場合は保険金目当ての人もいるかもしれないが
このように本当に痛くて苦しんでいる人まで
同じようにテキトーに電気治療してアシラウような
扱をすることはあってはならない
当院で理学検査と触診すると
頸椎の2番目と3番目の右側にシコリが確認され
実際にその部位から痛みとシビレが放散している
本当に痛がっているのか?
保険金目当てで痛いふりをしているのか?
触診すれば分かる
最近はレントゲンやMRIなどの画像診断だけで
診断してしまうドクターが多いようだが
触診もせずに画像診断で異常所見が見当たらないから
保険金目当てと決めつけて
適切な治療を施さずにテキトーにあしらうとは
怠慢であり、ヤブ医者としか言いようがない
私は30年間、毎日人の体を触診しているので
画像診断に頼らなくても損傷しているか?
損傷していないか?ぐらいは分かる
若い間から画像診断だけで
触診せずに診察しているドクターは
この先何十年臨床経験を積んでも
触診力は上達しないので
一生ヤブ医者のままで終わる人も多いかもしれない
近い将来AIが医者に代わって診察する時代が来るだろうが
医師も職人だと思うので患者さんを診察する時に
触診をしている先生はAIに劣らない経験と技術を持っているので
存在意義があるが
画像診断しかしていない医師は存在する必要がなくなるだろう
治療家は人を治す職人であり
学術と言って学問と技術を
どちらもしっかりと研鑽していなければ
良い治療家にはなれない
学問だけのヤブ医者ならAIのほうが優秀といえるのだ
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