- 2020/05/28
- 院長のひとり言
- どうして整骨院ではケガの治療しか保険で診れないのか？②
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このブログは５月２７日から始まっていますので
できれば５月２７日①からお読みください
当院ではいつ、どこで、何をして、ケガをしたのかを
説明できる人しか保険施術していません
それは整骨院では外傷のみを保険施術できるという
法律に基づいているからであり
保険を効かせるか効かせないかは私の一存では
決められないのです
しかし現在ほとんどの整骨院で
慢性痛や肩こりなどの施術を保険で行っている
これはかなり危険な事だと思います
第一に法律では柔道整復師は外傷などの
ケガのみを保険施術することができると定められているので
ケガでない慢性痛や肩こりなどを保険施術すると
不正請求に該当し犯罪行為です
その事を知らずに整骨院でマッサージなどの
癒し行為を保険施術で受けていると
犯罪の片棒を担がされているのです
第二に隠れた病気を見落として取返しのつかない
事故につながりかねないのです
例えば今回の患者さんのように（昨日のブログの人）
頭痛、首の痛み、手のシビレなどの症状でも
単に頭痛といっても現在は新型コロナウイルスでの
頭痛もありますので体温測定やパルスオキシメーターで
指尖酸素濃度を測る必要があります
脳腫瘍や脳軟化症などの重篤な病気が
隠れているかもしれません
首の痛みといっても心筋梗塞や椎間板ヘルニア等
さまざまな病気を考えなければならない
手のシビレでも脳梗塞、胸郭出口症候群など以外でも
全身的な自己免疫疾患や栄養失調など
さまざまな病気が考えられる
当院も昔は保険施術で慢性痛の患者さんを診ていましたが
保険施術で治療費が安価であれば
一日にたくさんの患者さんを施術することになる
必然的に一人一人に時間がかけることができないので
診察が出来なくなる
そうなると初診の患者さんでも
初めからベッドにうつ伏せに寝てもらって
マッサージをしながら問診していましたが
今から思うと非常に危険な状態だったと思います
つづく
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