• 2020/05/29
  • 院長のひとり言
どうして整骨院ではケガの治療しか保険で診れないのか?②


このブログは5月27日から始まっていますので

できれば5月27日①からお読みください


保険施術すると患者さんが増えるので

忙しくて一人一人じっくり診察できない


そうなるとどうしても誤診や事故が起こりやすい


実際に近くの整骨院でマッサージ治療を受けていたが

一向に良くならずに悪くなるので

当院へ来た患者さんの中には


腰椎を圧迫骨折しているのに

毎日うつ伏せでマッサージを受けていた人


肘が原因で手が麻痺してシビレているのに

首や肩ばかりマッサージされていた人


心筋梗塞で左肩のコリがひどくて首が回らない人に

強い電気治療を行っていたり


その他にも癌、腎臓病、膵炎、胆石

更年期障害、クッシング病、バセドウ病などなど

原因疾患を考えずにひたすらマッサージを続けていた


整骨院で保険施術を安価に行うと

患者さんが多すぎて一人一人を丁寧に診られないので

このような誤診が起こってしまうのです


整骨院の柔道整復師はケガを治療するプロであり

難病や慢性痛を見分けるスキルは初めからありません


そんな整骨院で外傷以外の痛みの治療を

保険で診ることができるようなら

危険極まりないことである


ただの肩こりや高齢者の神経痛だと

自己判断して保険施術の整骨院へ行って

マッサージをうけているいると


不正請求の片棒を担がされるだけでなく

逆に症状が悪化したり隠れている病気を

発見するのが遅れる可能性があるのです


つづく



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