- 2020/06/01
- 院長のひとり言
- どうして整骨院ではケガの治療しか保険で診れないのか？⑤
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このブログは５月２７日から始まっていますので
できれば５月２７日①からお読みください
私は学生時代に部活のテニスで腰を痛めて
近所の整骨院へ通った経験から
今の治療家の道を志しました
私が学生時代ですから今から４０年も前です
その頃は整形外科が不足していて
整骨院が現在の整形外科の役割を果たしていました
私が修業をした整骨院にはレントゲンがあり
私も多くの骨折や脱臼の患者さんを
レントゲンを撮って治療していました
私が今の治療所を開設した３０年前は
小学校や中学校で怪我をした子供を
先生が当院へ連れて来てケガの手当をしていましたし
多くの骨折や脱臼の患者さんを治療してきました
今から20年前ごろから整形外科があちこちにできはじめ
整骨院も乱立して過当競争の時代になりました
そうなると整骨院は高齢者の神経痛や関節痛
スポーツ外傷やアスリートのトリートメントなど
ケガ以外のことも取り扱うようになり
いつの頃からか
肩こりやリフレッシュのためのマッサージを
クーポンを配り呼び込みをするような
ろくでもない整骨院がはびこりはじめたのです
現在、整骨院を利用している方は
整骨院は健康保険が使えるので
安くてしかも国家資格をもった施術者が
しっかり、丁寧にマッサージしてくれる所
というイメージを持っておられると思いますが
もともとは整形外科が不足していた時代に
ケガの治療に対してだけ特別に整骨院でも
健康保険を使って施術してもよいという法律があるので
ケガの治療しか保険を使ってはならないのです
だからケガは健康保険で診るけど
ケガ以外の病気や痛みの治療や
マッサージやトリートメントなどは
実費で支払ってもらうのが正しいのです
クイックマッサージを保険で安く提供して
不正請求で成り立っている整骨院が多い世の中は
間違っているのです
柔道整復師はワンコインマッサージ師ではありません
柔道整復師はケガ治療のスペシャリストであり
地域医療に貢献する医療人なのです
すべての柔道整復師が医療人のプライドを取り戻して
正しい保険取り扱いをする世の中になる事を願っています
終わり
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