• 2020/08/06
  • 院長のひとり言
いつの日か脈診で開眼するために・・・


脈を診ると

みなさん、脈診に興味津々のようです


病院では脈拍数とリズムを診てくれますが


私のような国際中医師は脈診という中医学的な

特別な診察法で両手の脈状を診て

陰陽・虚実・寒熱・表裏など

体の内部状況を詳しく診察しています


韓国ドラマなどを見ていると

医師が脈を診て「ご懐妊です」などと

脈診だけで妊娠していることが判るシーンがありますが


脈診の達人になると脈を診ただけで

内臓の病気まですべて言い当てることができるのです

私はそこまで判りませんが(笑)


今日も患者さんと脈診のことで話が盛り上がり

つい本当の事を言ってしまったのですが


中医学的な診察法には4つの方法があり四診と言います

その中でも脈診は一番難しいと言われています


それと言うのも


脈診は指先の感覚で脈の状態である

浮沈・遅数・大小などを診なければならないが


他の診察法と違って浮いている脈とは

どういうものなのか?

沈んでいる脈とはどういうものなのか?


文献で読んでも口で説明されても

自分の指の感覚で感じて分かるようにならないといけない


実践で知るしか方法がないのです


しかも一人一人の個性があるので

平均値が分かるまで相当数の経験を積まなければならない


それはまるで毎日毎日稽古して何年も経って

ある日突然開眼するようなものです


だから私のように不器用なものは

30年間毎日脈診をしていますが

未だに妊娠や癌を脈診のみで言い当てたことはありません


東洋医学は本当に奥が深くて神秘的ですが

いつの日か脈診だけで色々な病気が

ピタリと言い当てることが出来るように

なりたいと思っています。




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