• 2020/09/07
  • 院長のひとり言
季節痛、お天気痛は心の準備が一番の薬です


肩がこって重くてつらくて


マッサージ屋さんや整骨院に行って

揉んでもらった時は何となく気持ちいいが

強く揉まれると痛くてよけいにひどくなる


当院にはこのような症状の患者さんが多く

特に先週頃からは


肩こり、頭痛、膝痛、腰痛

以前の骨折やむち打ちの痛み

不眠症、食欲不振、不安神経症などの

不定愁訴を訴える方が多いです


これには最近、台風9号、10号と大型の台風が

日本列島にやって来たのと関係があるのではないかと

考えています


整形外科領域では

肩こりの原因は僧帽筋の血行不良なので

僧帽筋をマッサージしたりストレッチしたり

体操や運動療法で改善できると考えているが


上記のような揉んでも治らない患者さんの中には

僧帽筋を触診しても特に硬くなく

逆に柔らかい人が多い


これは筋肉がガチガチになって辛いのではなく


体力も気力も両方消耗してしまって

エネルギー不足でコリや疲労感

もともとの持病が出ている状態なので


気圧の急激な低下などで症状が悪化しているのだ


血管やリンパはパイプの中を液体が流れているが

気圧が下がるとパイプは圧迫されて

細く硬くなるので巡りが悪くなる

そうなると全てのバランスが崩れて

自律神経が失調してしまい


体の不調と精神的な不調が現れるのである


このような時に強いマッサージは逆効果だ

強い刺激は体力を消耗し筋肉を傷つける


このような症状を緩和する一番の方法は

原因がお天気によるものであるという

「自覚」を持つことである


人間は想定外の痛みには弱いが

想定した痛みには強いものである


台風や季節の変わり目の季節は

持病が出るかもしれないという

心の準備をしていると

症状が出ても以外に軽くすむものなのです


心当たりのある方は

次回の台風の時に試してみて下さい。





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