• 2020/12/13
  • 院長のひとり言
体の歪みは矯正する必要ありません⓶


世界中で自分だけが

歪んでいてその歪みを矯正しないと

治らないと思う必要は全くありません


人の体はもともと左右対称にはできていませんし


利き腕や利き足などの体の使い方の癖や

職業や趣味などによって形成されてきた

あなたが一番過ごしやすい歪みなのです


世界中の人が一人一人顔が違うように

指紋や歯型が違うようにみんな違います


体の歪みは言うなれば

生きてきた年輪のようなものだと思ってください


しかも


その歪みは体を形成する成長期からなので

背骨の椎骨と椎骨をつなぐ役割の椎間板も

歪んだ形で成長しています


当然内臓もその歪みに合わせて成長し

自分の位置を確保して

身体全体としての調和を保っています


だからその歪みがないと五臓六腑の調和が

崩れてしまいます


「左右対称でないから痛みが出る」などと

言って左右対称に矯正できると思っているなら


それは思い上がりです


何故なら長年その歪みがある身体で調和を保ってきたのに

いきなり背骨だけ真っすぐになったら

体の調和が乱れてとても調子が悪くなります


しかも椎骨と椎骨の間の椎間板は

歪んだ形に合う形状をしているので

真っすぐの状態には耐えられないのです

しかも本人が長年自分の身体の使い方に

都合の良いように歪んでいるのに


真っすぐにされてしまったら

足を組んだりあぐらをかいたりしにくくなり

全ての調和が崩れてしまいます


たとえ「エイや—」と骨盤や背骨を

一時的に真っすぐに矯正できたとしても

一晩寝れば元の状態に戻ります


だから矯正しても矯正しても

歪みはなくならないのです



つづく



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