• 2021/01/16
  • 院長のひとり言
コロナ禍でなくとも格闘技は命がけ!


大相撲序二段力士の琴貫鐵(22=佐渡ヶ嶽)が

9日にツイッターで引退を発表し


「このコロナの中、両国まで行き相撲を取るのは

さすがに怖いので休場したいと佐渡ヶ嶽親方に伝え

協会に連絡してもらった結果、協会から

コロナが怖いで休場は無理だといわれたらしく

出るか辞めるかの選択肢しかなく

自分の身体がだいじなので」と理由を述べたそうだ


それに対して


芝田山部長は「組織の中にはそういう人もいる

会社にも出社したくない人もいるだろう」とした上で

「それをみんなが言っていたら仕事にならない

対応ができないなら本人が出処進退を考えるしかない」

と苦言をていしたそうだ


若い力士が新型コロナ禍のために力士生命を失ったことは

非常に残念な話である

本人もさぞ悔しい思いをされたことと思います


協会の対応も冷たく突き放したように見えるが

柴田山部長の言っていることもわかる


引退した彼の主張している

「両国まで行き、相撲を取る」ことが怖い

ということは


・乗り物に乗るのが怖い

・相手とぶつかって戦う事が怖い


この二つの理由で彼は引退したこになるが


いつになればコロナ禍が終息するかわからない現状で

相撲に限らずどんな仕事でも出勤するのに

電車やバスに乗るので

それが怖いなら辞めるしかない


相撲はお互いに体をぶつけ合う格闘技なので

コロナ感染のリスクは高いが

「怖いから休ませて下さい」と

言いだしたら興行そのものが不可能になるので

協会として認めることは出来ないのは当然だ


大相撲も今では興行的な側面が

クローズアップされますが

そもそも相撲は格闘技です


以前、引退した横綱若乃花(花田虎上)さんが

トーク番組で「毎場所ごとに遺書を書いた」と

話していたのを思いだしましたが


そもそも相撲は命がけの格闘技なのに

「コロナが怖いから休みます」など言うと

命がけで土俵に上がっている他の力士との

精神的な温度差がひどいように思う


結果的に琴貫鐵 さんは速やかに辞めたのは正解で

テレワークや育児休暇が気軽に取れる

上場企業に再就職するべきだと思いました。



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