- 2021/03/23
- 院長のひとり言
- 決断できないのは胆力不足では？
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最近、電話で問い合わせて来て
電話先で「鍼はこわいなー」とか
「痛くないですか？」などと
さんざん悩んで
「もう一度検討してみます」などという
人が多いです
忙しい時に長電話されるとスタッフの手が
止まってしまうので迷惑だと思いますが
このように当院に電話までしてきているのに
通院する決心ができない人は
中医学でいう「胆力不足」と考えます
胆経は中精の腑と言われ
決断をする所と言われています
「肝（きも）が坐っている」
「胆（きも）が坐っている」
どちらも「きも」と呼ぶが
肝と胆は陰陽表裏の関係にあり
お互いにに影響し合う間柄である
春になるとどうしても肝気が強くなり過ぎて
陽気の上昇をとどめる事が出来ずに
フラフラしたりイライラしたりカーとなったり
決断ができなくなったりします
だからこの様な症状の時には
肝と胆とついでに腎と脾、胃を補います
そんな時に特に効果を発揮するツボは
日月（じつげつ）穴です
決断とはその明（真理）を求めることで
明という字は日と月から成り立つので
日月穴と呼ばれるツボで
名前自体が決断という意味のツボです
気血の巡りが順調になり胆が坐ると
不思議と心が軽くなり
長い間決断できなかったことが
「スパッ」と決断できてしまったりしますので
胆力不足には鍼灸治療が最も効果的です
いずれにしても
まずは治療に来る決心をしてもらわなければ
どうにもなりませんね(笑)
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