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- 五十肩が痛くて体操をしても良くならない人は読んで下さい②
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そもそも五十肩とは何だろうか?
私が学生の頃は
いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)と習った
棘上筋、棘下筋、上腕二頭筋、肩峰下滑液包などに
炎症、石灰化、骨化などを起こす疾病で
7つ~8つの疾病の症候群と習った
しかし
あれから40年ほど経って
現在の五十肩のとらえ方はだいぶ
違ってきているように思う
五十肩には3つのステージがある
①急性期
②慢性期
③回復期
①急性期は使い過ぎや打撲などのきっかけが
ある時もない時もあるが
肩の痛みがとれなくて放置していると
しだいに痛みが激しくなり
そのうち激痛で肩を動かすことができなくなる時期
②慢性期は激痛ではないが腕を使うと
痛くなり使わなければ調子が良くなる
状態がつづく時期
③回復期になると炎症が治まり痛みは無いが
長期間肩関節を動かすことが出来なかったので
関節拘縮をおこし、可動域が狭くなっているので
積極的に肩関節を動かして関節の動きを
回復させるリハビリの時期
この3つのステージがある
ただしこれは五十肩が発症して
1年ぐらい治らなかった人の話である
どういう意味か?
五十肩を治す事ができるタイミングは2つあり
1つは回復期である
この時期は炎症も完全に治まり
関節の可動域を回復するだけなので
何をやっても治っていく時期だ
もう1つは①急性期である
この時期は外傷や使い過ぎや冷えなど
何らかの理由で関節のどこかに炎症がおきていて
炎症で痛みを出している時期なので
しっかり安静にして炎症が治まれば治るのである
私の考えでは①急性期で治った人は
五十肩とは言えないと思っている
五十肩は症候群なので
この時期に治った人は「棘上筋腱炎」とか
「肩峰下滑液包炎」などの
個別の病名で呼ばれているのだ
結論として
五十肩とは治し方を間違えてこじれさせてしまって
1年以上治らなかった人を五十肩というのである
では五十肩になった人達は
何が悪くてこじれさせてしまったのだろうか?
つづく
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