• 2022/09/27
  • 院長のひとり言
人は失敗する生き物だが絶対に犯してはならない失敗がある


幼稚園バスから子供を
おろし忘れる事例が増えているようだ

真夏の炎天下に車の中は55度を超えるので
そんな所に子供を長時間置き去りにして
死なせてしまうような凄惨事故を

ワイドショーは細かい所まで
具体的に説明するので見ていると
可哀想で胸がしめつけられてきて
吐きそうになってしまった

このような事故が多いと
小さなお子さんをもつ親は
とても安心して預けられないだろう

人間は失敗する生き物だが
世の中には絶対に犯してはならない
ミスがあると思う

鍼灸治療で絶対にあってはならない事故は
針が折れて体内に残ってしまう
「切針」や鍼で肺を刺してしまう「気胸」などが
考えられるが

どちらも鍼を深く刺すことでおこるので
当院の浅い針では絶対に起こらない事故である

ただし

ぎっくり腰で運動鍼をする時には
筋肉まで鍼を刺して運動してもらうので
切針の可能性があるので
ステンレス製の良く曲がるが絶対に折れない針を使い
細心の注意を払って行うようにしているので
開業以来32年間、切針も気胸も起こしたことは無い


幼稚園バスの降ろし忘れが絶対に
起こらない対策はバスでの送り迎えを
止めることであるがそれは不可能だろう

だとすれば細心の注意を払いながら行うしかない

そもそも今回の事故は「ついうっかり」が
重なって起こった事故であり
職員全体に心の緩みがあったことが
最大の原因と思われる

夏の炎天下に幼稚園バスに子供を
おろし忘れると命に関わることを
徹底的に職員に教育しておけば

最後にもう一度おろし忘れがないか
確認を怠ることは無くなるだろう

その上で保護者に対しても
当園では幼稚園バスの安全対策には
2重3重のチェック体制で絶対に
おろし忘れのないようにしていることを
説明しなければ安心して預けてもらえないだろう。


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