- 「三つ子の魂百まで」という話🈡
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私たちの脳は辺縁系で情動や性的衝動が
芽生え前頭前野がブレーキを
かけて正常な理性と情緒を保っている
ところが胎児期に母親の情緒が安定して
いなかったり乳児期に両親が大声で
ののしり合っていたり
戦争や事故で恐怖体験をしたりして
両親の愛情が十分に受けられなかったり
いろいろな原因が考えられるが
前頭前野の発育が不十分な人は
怒りや不安、性的欲求に対する
ブレーキが利かない脳になっている
このブレーキが利かない状態は
何も犯罪者だけではない
不安感、焦燥感、怒り、悲しみ
などの感情が吹き出して
感情のコントロールができなくて
心身症や精神疾患を患う人が多いが
同じ環境でも心身症や精神疾患になりやすい
人となりにくい人がいるのは
それらの感情のブレーキが強い人と
弱い人の違いではなか?と
私は考えている
例えば営業職で成績が振るわず
毎日上司から小言を言われ続けて
精神を病んで仕事に行くことが出来なく
なる人や胃潰瘍などの心身症になる人がいる
しかし同じ環境でもなんともない人もいる
この違いは胎児期から2才ごろの環境によって
完成する脳の構造的な違いである
「三つ子の魂百まで」という言葉は
2才までの赤ちゃんの育った環境が
その人の脳の基本構造を作りだし
その事を後で気が付いても
情動や性的衝動を抑えられない人や
ストレスで心身症や精神疾患を
患いやすい人は脳の基本構造が
そういう作りになっているので
その事は死ぬまで変わらない
という話なのである
あまり知られていないことだが
非常に重要なことなので
これから結婚して子育てをする
若い夫婦には必ず知ってもらいたい
とにかく胎児期から乳幼児期の
お子さんがおられる家庭では
夫婦仲良く楽しく子育てすることが
健康で強い子供に育ってもらう
秘訣だということなのです。
終わり
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