- 「こむら返り」ふくらはぎだけではない
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こむら返りは膝の下のふくらはぎの
筋肉が突然異常に収縮して痙攣し
激痛で動けなくなることです
こむらとはふくらはぎのことで
ふくらはぎの筋肉の異常収縮を
こむら返りと言います
ふくらはぎに起こることが多いので
こむら返りだけ名前が付いていますが
実は足の裏や指や太ももの筋肉にも
よくなりますし、背中やお腹の筋肉など
どこでも起こることがあります
私は胸鎖乳突筋という首の筋肉が
つった経験があります（笑）
普通は山登りや日ごろしない運動や
作業で普段使わない筋肉を
よく使った時に起こりますが
「疲れるような運動はしていないのにナゼ？」と
よく質問されます
一番は高齢者の水分不足が考えられます
高齢になると筋肉の収縮システムが
少しずつ弱ってくるので少しのことで過剰反応を
起こすことがあります
そして水分不足は一番の原因になりますので
特に春先はノドの渇きを感じにくいので
気を付けて水分を摂取して下さい
高齢者は夜間にトイレに立つのを嫌がって
就寝前に水分を控えることがありますが
高齢であり水分不足になるので
特に筋肉がつりやすくなります
次に鉄分やマグネシウムなどの
ミネラル不足が考えられます
サッカーやバスケットなどのアスリートで
試合前にマグネシウムを摂取して
予防している人もいるほどマグネシウムは
大事なミネラルです
海藻やナッツ類に多く含まれています
また鉄分はレバーやほうれん草に
多く含まれますが
鉄なべでお白湯を飲んだりご飯を
炊く時に鍋に南部鉄を入れて炊くと
効率的に鉄分を摂ることができます
後は冷えが原因の事もありますので
使い捨てカイロなどをうまく利用して
しっかり冷えから守りましょう
一度筋肉がつってしまうとしばらくの間
つりやすい状態が続きますので
例えば背伸びをしてつったら
しばらくは背伸びをしないように
気を付けて下さい
そしてつった筋肉は線維が弱っていますので
荒っぽい事をすると線維を傷めて
炎症を起こしてしまいますので
絶対に強く指圧したりつまんだりせずに
お風呂で温めて軽くストレッチして
手のひらでさする程度にケアしましょう
芍薬甘草湯という漢方薬はこむら返りに
とても良く効くお薬ですが少し強い薬なので
常習的に服用することはお勧めできません
あくまでも頓服としてお使いください
また
何をやっても体中の筋肉がつってしまう時は
もしかしたら何か全身的な病気が隠れている
かも知れませんのでお医者さんに
相談して下さい。
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