- 気分が優れない日は鍼灸治療がいい
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昔から5月は五月病といって
無気力になり仕事や学校に
行くことが億劫で
休みがちになったり
ひどいときは辞めてしまう
そんな季節である
日本には「心身一如」という言葉があり
心と体は切り離せない一つのものであり
健全な体に健全な精神が宿ると
言われている
中医学には昔から五臓六腑と
喜怒哀楽の深い関係が論じられていて
例えば怒りは肝臓を傷つける
この理論に従って
イライラしている人の肝経の
気血の巡りを改善するような
ツボを刺激すると
イライラが取れて穏やかな表情になり
ニッコリして帰っていく
このように
内臓の状態を改善すると
精神状態も改善するように
我々の体はできているのである
しんどくてやる気が出ない時に
一番やってはいけないことは
気力を振り絞って頑張ることだ
気力が弱っているのに
その気力をさらに消耗するような
行為を続けるとどんどん
辛さが増していってしまい
やがては鬱病などの精神疾患を
患ってしまう危険性がある
だからしんどい日は
気力で頑張るのではなく
内臓の鋭気を養うような
養生をしなくてはならない
結局、何となく憂鬱で気力が
わいてこないような日は
鍼灸治療が最適なのだ。
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